赤ちゃんが私に手を振った

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赤ちゃんと初めて対面した瞬間は、一生忘れません。お腹から出てきてすぐに、私に手を振ってくれたのです。

予定日まであと三週間ほどの夜、お腹に痛みを感じました。その日の健診でまだまだと言われていたので、前駆陣痛と思い、痛みに耐えながらそのまま就寝した。けれど、翌日に痛みは激しくなり、ようやく陣痛かもしれないと思い、急いで産婦人科へ行きました。

すると、即入院で、分娩準備に入りました。昼には生まれると医師に言われたものの、赤ちゃんが下りてきても戻ってしまい、一向に出産が進みませんでした。そこで、陣痛促進剤を打ちましたが、赤ちゃんは出てこず、ついには痛みに耐えられずに気絶してしまいました。助産師の方に、我慢しないで声を出すよう言われ、痛い!無理!と何度も、獣のように叫びました。後日知ったことですが、分娩室の扉は薄く、自分の叫び声が全部外に聞こえていたようで、非常に恥ずかしい思いをしました。しかし、昼を過ぎても赤ちゃんは生まれず、ついには医師に帝王切開を提案されました。少しでも痛みを和らげたく、何でもいいから切って!と無我夢中で叫びました。

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そうして手術となり、麻酔をかけられても頭だけははっきりしていたので、羊の鳴き声のような産声を上げて生まれてきたことは、今でもよく覚えています。手術中だったので、生まれてすぐ抱っこはできませんでしたが、子どもが保育器に入れられる前に、手術頑張れ!と手をバタバタして応援してくれました。生まれた喜びと、子どもの励ましに涙があふれました。また、お腹にいた時と同じく、しきりに足でキックしており、モニターで見ていた我が子が目の前におり、やっと対面できたのだと安堵しました。出産後、子どもはへその緒が短く、下りてこられなかったことを医師から聞きました。

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こうして生まれた子どもは、それ以後は手を振ってくれることは全くなく、十一か月くらいになってようやくバイバイができるようになりました。生まれてすぐに、私に手を振ってくれたのは、本当の奇跡だったようです。

微笑ましい、感動の出産感動体験まとめ、読むと元気が出てきます♪

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